シーブルック・ビレッジ見学報告

 

2006530日(火)、ニューヨーク日系人会6名を含む参加者合計17名がシーブルック・ビレッジを見学しました。参加者は2グループに分かれ、ランチをはさみながら、3名のシーブルック担当者に案内していただきました。細かい質問にも丁寧に答えてもらい、内容の濃い見学だったと思います。

 

詳細は下記の見学報告をご覧下さい。

1.

概要

2.

特徴

3.

シーブルック・ビレッジ(アダルト・コミュニティ)について

4.

ルネサンス・ガーデン(介護棟)について

5.

当日の昼食について

6.

参加者から寄せられた感想

7.

日本人入居者のコメント

8.

その他

9.

見学時の写真アルバム

10.

参考サイト

1. 概要

 
 

シーブルック・ビレッジSeabrook Village)はマンハッタンより車で約2時間弱、NJ州マンモス郡ティントンフォールズ (Tinton Falls) に位置し、1998年にオープン。非営利団体Erickson Retirement Communitiesにより運営される移行型アダルト・コミュニティの一つ。現在1,400人がこのコミュニティで生活、邦人入居者が2名いる。ちなみに 運営団体のJohn Erickson1983年にアメリカ国内で初めて、新しいコンセプトの高齢者コミュニティを開き、現在では10州内16コミュニティに成長し、約17,000人が住む。

 

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2. 特徴

 
 
  • 62才以上を対象にした移行型高齢者施設。NJ州郊外の98エーカーの広大で緑が多い敷地に、自立型アパート棟シーブルック・ビレッジ(Seabrook Village)と、介護が必要なルネサンス・ガーデン(Renaissance Garden at Seabrook)の建物群がある。

 
  • 保証金($106,000-$417,000)は、自分の住んでいたアパートに他の人が入った時点で全額返金される。但しアダルト・コミュニティからアシステッド・リビングに移る(シーブルックのコミュニティに引き続き住む)時点では、保証金は返金されない。

 
  • 入居者はアパートの所有権がないので、不動産売買のわずらわしさがない。

 
  • 「ホーム・フォー・ライフ(Home for Life)」を掲げており、資金が枯渇しても追い出されることはない。経済的に逼迫し資産を使い果たした後は、保証金を月額の支払いに充てる。その保証金も枯渇した後は、Medicaidを申請できる。エリクソンの”Benevolent Fund”Medicaidの差額をカバーする。

 

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3. シーブルック・ビレッジ(アダルト・コミュニティ)について

 

入居条件は62歳以上(カップルの場合両方とも)で、希望するアパートの保証金プラス$150,000および月額($1,419$2,224)の1.5倍の資産を有していること。グリーンカード保有者でなくてもよい。

 
  • 入居者のプロファイル

-         入居者数約1,100

-         平均年齢79

-         60%がシングル、40%がカップル

-         60%がPCを所持

-         80%が車を所有。70%がシーブルック・ビレッジのシャトル・サービスを利用

 
  • 大きなコミュニティなので入居者の間で問題がおきたりしないかという質問には、ほとんどないとのこと。電動車いすでの軽い衝突などがたまに起きたりする程度。

 
  • コミュニティ内ではチップ一切無用。年末のホリデイシーズンに毎年基金を募り、心づけを渡したい入居者は寄付をする。コミュニティ全体からという形で、任意の入居者が任意のスタッフに小切手を渡す。また、働いている学生に対して奨学金を出している。最近は22人の学生が1学期1,000ドルの奨学金を得る。

 
  • 常にファンドレイジングを行っている。年末のガラ(近郊のRed Bankなど投資会社など多数あり大口の寄付が見込めるとのこと)、入居者が寄付してくれた家具等のオークション。創設者(CEO)のMr. Erickson自身も、各コミュニティに毎年1万ドル寄付しているとのこと。

 

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4.ルネサンス・ガーデン(介護棟)について

 

別棟の34階に位置し、必要とされる介護のレベルによりさらに2つの施設―アシステッド・リビング(Assisted Living)と、スキルド・ナーシング(Skilled Nursing、いわゆるナーシングホーム)−に分かれ、それぞれに各84名入居可。保証金 $99,000。こちらも全額返金される。月額は介護のレベルにより$3,800-$7,000。シーブルック・ビレッジの居住者が優先的されるが、外部からの申込みも受け付けている(最近では3名が入居)。規模がそれほど大きくないため、通常のナーシングホームで感じるような建物内での臭い等がなく、廊下に面した各部屋ドアのすぐ外の棚に、自分の思い出の品々(写真、中には第2次世界大戦で使ったヘルメット)を鍵のかかるガラスケースに入れて飾っている。ルネサンス・ガーデンでは中型犬が飼われ、廊下を自由に歩き回っていたのが印象的。入居者、スタッフにとっても心温まる環境作りを目指しているよう。

 

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5.当日の昼食について

 

サラダ、スープ、メイン、デザート、コーヒー・紅茶 。食事には基本的に塩は入れていないとのことだが、スープは美味しかった。見学時のメインは、サリズベリー・ステーキ(ハンバーグステーキ)、スイート・アンド・サワー・ポーク(酢豚)、フライドシュリンプ、ローストチキンの4種。酢豚のお肉は硬かったが、ローストチキンは美味しかった。グループだったためか、食事が出てくるのに非常に時間がかかった。

 

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6.参加者から寄せられた感想

 
  • 充実した施設に感心した。

  • 入居した後に経済的に逼迫しても、追い出されることがないことに安心感がある。

  • 移行型なので、介護が急に必要になった場合、新たに施設を探す必要がないのは便利。

  • 一見ホテルで暮らしているかのよう感覚。

  • 維持費の中から1日一回の食事を選べるのがいい。

  • 送迎サービスの利用が便利。

  • 至れり尽くせりだが、外に出なくなりそう。

  • 若い人たちが住めないので、孤立感に陥るのでは。

 

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7.日本人入居者のコメント

 
  • シーブルック・ビレッジに移る前からこの近辺に住んでいた。シーブルック・ビレッジの外 の友人に会い、アクティビティに頻繁に参加する。自身は英語日本語とも自由に話せるので、コミュニティの生活に不便は感じたことはない。

  • スタッフが非常に親切で非常に満足している。

 

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8.その他

 
  • 6年間の年間費用の値上げ率平均は2.5%, 2005年は3.5%

  • 個人の状況に応じて小さなアパートに移ることも可能(何らかの費用がかかる)。

  • 家族が泊れるゲストルームあり(一泊$90)。

  • Medicare Part D Erickson Advantageという独自のヘルスプランに加入できる。

  • エリクソンが運営する他のコミュニティに滞在する「バケーション・クラブ」を構想中。

  • 同組織は、新しいコミュニティをカンザス、コロラド、カリフォルニア州に展開予定。

  • 部屋を改装することも可能だが、必ずご相談くださいとのこと。

 

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9.見学時の写真アルバム

   

10.参考サイト

 

NJ州内のアシステッド・リビングやナーシングホームの評価を下記で調べることができる。

 

http://www.state.nj.us/health/ltc/cgi/reportcard.shtml

   
 

マンモス郡内ナーシングホーム点数付けリストここをクリックしてください。(シーブルック・ビレッジのルネサンス・ガーデンは表内下方。)

 

以上

見学報告作成: ペスカ一実

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